ビジネスホン

ビジネスホンの設置について

ビジネスフォンとは同じ番号で同時に複数の人間が通話することができたり、受けた電話を別の部署の人間に内線でまわしたり、
転送、通話録音などビジネスシーンで必要とされる機能が豊富に備わったOA機器です。
家庭用電話機と違い、主装置と呼ばれる機械で制御することで、そのような便利な機能を実現します。
そのため機器代金も家庭用電話機に比べると非常に高く、また専門の工事人による設定工事が必要となります。
ここでは導入の際に押さえておきたい注意点をご紹介いたします。

主装置のスペックは慎重に

 
ビジネスフォンは、「専用電話機+主装置」のセットが基本となり、主装置がなければ電話機だけ用意しても通話はできません。
主装置とは、簡単に小型の電話交換機のことで、外線および内線通話を制御したり、電話帳を記憶したりといった役割を果たす重要な機器になります。
そこで、ビジネスフォンを導入するとき、主装置のスペックが重要とります。
それは、主装置に種類によって収容できる電話回線や、設置できる専用電話機の数が決められているからです。

電話を導入するとき、まずは回線数を決めます。
回線数は、一般的な考え方で「回線数=電話回線数=外線数」のこととなり、外部に通じる電話線の数を表しています。
電話回線は主装置に収容されますが、主に以下の4種類からなります。
  • アナログ回線:1回線 1ch
  • ISDN回線:1回線 2ch
  • IP電話:1回線 複数ch
  • ひかり電話:1回線 複数ch
ch(チャンネル)とは「何人まで同時通話できる」。つまり「同時通話数=チャンネル数」のことです。
例えば、30人の社員が在籍しているとして、ピーク時に20人が同時に外線通話をする可能性があれば、20チャンネル必要。10人なら、10チャンネル必要になります。
そのため、主装置を選ぶときは、何人の社員が同時に外線通話するのかある程度把握しておく必要があります。

このようにビジネスフォンを導入するとき、電話回線や電話機の設置台数は把握して、将来的なことも考慮して主装置は慎重に選ぶのが重要です。

設置する電話機の数を把握

 
現在、流通している主装置は、先程の電話回線を収容できる数や、収容できる電話機の設置台数が決められています。

主に以下の3つのタイプがあります。
  • Sタイプ

    電話回線の収容数は4チャンネル(ISDN2回線、アナログ4回線)
    専用電話機10台まで設置可能
  • Mタイプ

    電話回線の収容数は12チャンネル(ISDN6回線、アナログ12回線)
    専用電話機30台まで設置可能
  • Lタイプ

    電話回線の収容数は24チャンネル(ISDN12回線、アナログ24回線)
    専用電話機80台まで設置可能
それぞれ設置できる電話機の数が決められているので、現在の設置台数とともに、将来増設する予定などを考慮してタイプを選びましょう。

中古ビジネスフォンは補修部品の保有期間の確認

 
ビジネスフォンの導入は、新品だけでなく当然数多くの中古品が流通しています。
基本は現金購入になりますが、新品の1/4~1/5程度の価格で購入でき、10万円未満なら全額必要経費として処理できます。

一般的な家庭用電話機と違い、ビジネスフォンのモデルチェンジは遅く、製造が古くても見分けが難しいところがあります
さらに、激安ビジネスフォンの中には、補修部品の保有期限を過ぎているものも含まれ、万一故障したときに修理ができないケースがあります
補修部品の保有期限とは、メーカーが補修用部品を保有している期間を指します。
ビジネスフォンの補修部品の保有期間は、製造中止、もしくは打ち切りになってから7年となります。

そのため、中古のビジネスフォンを購入するときは、必ず製造中止になっていないか、また中止になっていれば補修部品の保有期間の確認は必ず行いましょう。